為替は片手間投機家向け | 国際経済・為替情報分析

為替は片手間投機家向け

資産の運用方法としては、外貨より株の方が一般的ではないかと思う。しかし株は、企業が倒産すれば市場価値がゼロになる。企業業績次第では、一夜でがらりと価値が変わってしまう。企業業績や各社の動向に関する情報にも目を光らせなければならない。ハイリスク・ハイリターンで、関わると時間を取られる。その点、当面米国が崩壊するとは考えられないので、米ドルの価値が消滅するとは考えられない。為替相場の大きな変動は貿易に影響を与えるので、各国の通貨当局が介入を行う。目を配るべき情報が曖昧模糊としていて、時間をかけても仕方がない部分がある。時間をかけないでも、無難に投機ができると言うことである。

また、政治の影響が大きい、変数が少ない、といった点も気に入っている。政治には興味があるので、為替をやることで中東や北朝鮮の地政学的リスクに意識が高まるというメリットが得られる。また株は無数の企業の無数の株があるが、外貨は選べるものが少ない。私はドルとユーロのみを対象として投機を行っているので、基本的にドル円・ユーロ円・ユーロドルのみを見ていれば済む。