チャートコメント | 国際経済・為替情報分析

チャートコメント

チャートを見ました。遅きに失した感はあるが。

ドル円は以前指摘した調整の可能性をこなして復活。日足に見られる短期的な急上昇のトレンドは守られた。ここ一年は短期的な急上昇のトレンドと長期的な上昇バンドの上限とがぶつかると大きな調整が入っているが、それは夏頃、7月~8月のことと考えられ、それまでに124円、125円は現実的な値として有り得る。ただしそこまで最近のトレンドを踏襲するとも限らないので、現在持っているドルは123円台前半、後半、124円台前半、後半と振り分けて売却していく予定です。また、短期的(1週間ほど?)で50銭ほどの小さな調整も有り得るかなと思います。その時は押し目買いしても良い。

ユーロは結局弱い上昇のレンジ内。またポンドも似たようなレンジを形成したように見えるのは興味深い。欧州通貨が同じテンポを刻むか。これが当たりなら、あと2カ月は伸び悩み、ドルに一時的な置いてけぼりを食う。そうなるとユーロドルは下げまくるはずだが、ユーロドル週足、月足でここ5年10年ほどのトレンドを見ると、山三つ(ヘッドアンドショルダーズに限らず)でトレンド転換というパターンが続いており、現在まさに上昇相場のなかで三つ目の小さめの山が完成している。これで下げトレンドに転換と読めば、三つのチャートがきれいに符合する。
いずれにせよ、ユーロ円はレンジ半ばより少し上、ポンド円はすでにレンジをはみ出してノイズを成している。ポンド円のノイズはもう一頑張り伸びる余地があるが、いずれもここから買うのは得策でない印象。

ドルはすっかりレジスタンスをクリアーしましたね。今後の伸びに期待です。