国内混迷 | 国際経済・為替情報分析

国内混迷

政府から日銀への干渉発言が出はじめ、それとは別に、少数派ながら曰銀の利上げスケジュールが後退するのではという声も。目前の日銀政策決定会合が金利すえおきというのはコンセンサスながら、利上げが為されると信じられている八月の会合が据え置きになるのではと言う。指標も良い数字を見ない.

今回の会合で数名の委員が利上げを主張して次回利上げへの地ならしをする、というのがコンセンサスになっている現状では、仮に全会一致で利上げが見送られるような事になれば円に対するネガティブサプライズになる、などという話も出ている。本当にそうなるという保障もないが、思えば円を買える理由がない、というものだ。

しかし他方、プロの中には売りエントリーを狙う人が多い印象も。「プラザ合意」という言葉がとび交いはじめたことと関係があろうか。

ユーロとポンドを売りそこねているうちに失速してしまったが、「最近は週初に弱含んだクロス円が週末にもり返すパターンが多いとも。それなら慌てて売ることもないのか、という気もしてきているところ。あまりコロコロ計画を替えるのも良くないのだが……参院選に向けての政局の混乱をバックアップとしてクロス円買いをキープレてみようか。