国際経済・為替情報分析 -4ページ目

そろそろ弾切れ

値上がりの中で調整の気配を感じ、小分けに外貨を売ってきたが、なかなか予想したような調整が入らず、弾切れの気配が出てきてしまった。外貨の玉は持っているだけで多額の金利収入をもたらす事も考えると、あまりうれしくない状況です。買いたい……

先週末海外時間の円全面安で、以前思いっきり高値掴みしてしまったポンドのポジションが、一部だけ黒字転換。すかさず売りで応じてみました。ユーロの玉がほとんど尽き、ドルも底をつきかける状況下で、アンバランスに残っていたポンドの玉を圧縮できました。これでポンドは下がってもしばらくは耐えられるし、木曜の政策金利までに高値が実現しても、その効果を吸収できるだけのポジションは残っている。上がるか下がるかの予想をイーブンと見なす状況を作っています。

ユーロの売りを早まり過ぎましたね……反省材料です。たぶん、まだ肝が据わっていないのでしょう。現状では何も考えず持ちっぱなしにしていた方が儲かるんだから、落ち込みますよ(苦笑)

予想はずれて思わぬ高値

調整が入るかなと思っていたのですが、昨夜は逆に値が上がってしまいました……予想が外れ、改めて予想をし直さないといけない。

で、クロス円高の流れは短期間で収まった気配だったし、チャートを見ると日足以上ではけっきょくレンジ内か……とうことで、高値づかみしてしまったと思われるポジションの解消に、この高値を利用することにしました。ほぼ買値と同水準で、昨夜円買い戻し操作。下げたところを買い直すつもりです。ただしユーロなどは持ち玉がほとんど無くなってしまったので、買い戻しは早急に。162円台などと言わず、163円台前半から買っていきます。今朝の時点では、まだ値を戻してくれてはいない。

チャートを見ると、ユーロドルが下落トレンドよりすこし上に顔を出そうとしているような気も。まだ上がると判断するわけではないですが、ちょっと気になります。
ドル円は時足の三角持ち合いが崩れたが、やはり小さな持ち合いとあって、大したことは無かった。日足では、まだ先日期待した調整の可能性は残るものの、あまり根拠の無い期待だったか……という来もしてきます。でも、どちらに走るか分からない~下がるかも、という予想であれば、現在の持高は適性水準かも。
ユーロ円は、まだまだレンジ内。これから調整が入ることを期待です。ポンド円が困ったもので、私はとんでもない高値づかみをしてしまっている。どうかポンドが上がってほしいが、チャートは正直よく分からず……

訂正

ドル円時足の三角持ち合いですが、煮詰まるまでもう少しかかりますね。今朝の谷の深さが、思ったより深くなりましたので。その方がエラーの無いきれいな持ち合いにはなります。
明日中くらいでしょうか。アメリカの重要指標も多いので、動く可能性は十分かと。

調整しそうですが……

ドル円が時足で小さな三角持ち合いを形成しているように見えます。所詮小さいので、離れても大したことはないかなと思いますが、一応今日中に煮詰まるはず。東京時間の終わり頃から、海外時間の始めが機会か。ドル円は全体としては、今後1、2カ月続く上昇トレンドの中にいるのかなという気がします。ただし、目先はやや高値圏が続いており、そろそろ1円程度の調整があっても良い。121円前後の値を見たら、いくらか買い増したいところです。

一方のユーロは対円、対ドルともにゆるやかな下降トレンドを形成している気がします。昨夜162円台に少しつけた。反発したもののレンジ内で、うまくすれば今夜には162円台にしっかり突っ込むか。ならば、そこで買いたい、と思っています。長期的に見ると、こちらも去年の9月や今年の1、2月と似た、ゆるやかな上昇トレンドか。ただし速度の差によってユーロドルはこの間、下落を続けるかも、と思っています。するとサポートラインをガッツリ割り込むことになるので、本当にそうなるか、こちらはいくらか不安ですが……ちなみに先日の164.20は、ややレンジを超えているもののノイズの範疇で、9月の相場と酷似。いまは、調整を見越してユーロは減らしてあります。162円台後半でいくらか、前半まで突っ込むかどうかをよく見て、さらにいくらか購入、というつもりです。

ポンドがちょっと焦げ付いている。しかし昨夜の240.00は、しばらく前の安値に同水準で面合わせ。ここで反発したのは救いだった。印象としては、もう一度242円台まで回復してから、一気に239あたりまで下げれば、チャートはきれいに5月始めの相場を再現する。その最後の回復を、来週木曜夜の英政策金利(据え置き予想だが、前回0.5%利上げが囁かれただけに、市場の予想を裏切る0.25%利上げの可能性も否定できない)あたりに期待したい。サプライズ利上げで値を上げるか、あるいは「発表前に期待が集まりじり高推移の後、結局利上げ無く3円急落」といった展開か。とにかく、ポンドはやや持ち過ぎているので、このあたりで持高調整を試みたい。期待どおりの3円下落を見たら、買い増します。

全体としてはドルとユーロの上昇を、まだ期待して良さそうかなと思っています。中国政府の対応は矢継ぎ早ですが、市場は無視して株を買いまくっていますね。いろいろな解釈が飛び交っていますが、私はやはり、指標の内容より値水準に賭ける売買になっていると思います。

グリーンスパンは何をしたいんだ?

グリーンスパン氏は何をしたいのでしょうね?
かつてのFRB議長。在任中はカリスマ中のカリスマ。
が、最近は「サブプライム問題は小さくない」「中国株は収縮リスクを抱えている」と発言するたびに市場を混乱させている感あり。

さて。ちょっと妙なことをしています。とんでもない高値圏でクロス円買いポジションを取りました。投資法を変えたことによる行動ですが、ちょっとドキドキ。
クロス円は強気と考えています。今回こそは、利益分を買いかに残し、常時外貨ゼロ状態は作らない戦略に挑戦するつもりです。

しかし、今朝はすこし下がり気味ですか。

0524相場分析

・円安を問題視している人はあまりいない様子
・米国の超党派議員、米通商部に対中圧力求める
・ポールソン財務長官「人民元の動き遅く忍耐を失いかけている」
・中国「いろいろ対策取ります」
・しかし先日動いたばかりですぐには動くまいと下馬評
・日銀中銀はあまり重視されていない
・株と金利、ふっと話題から後退した気がする

主な話題は株価、金利動向、中国元、円安元安批判と見ていたが、
むしろ値水準が話題かも。いよいよ最後の買い込みか。
ドル円123~125の噂。
ポンド円も242は狙えるとのこと。
一方で高値警戒感も強い。

イケイケで買った後に、どこかでどーんと落とす展開か?
実は先日、やはりポジションを持たなければと、
かなりの高値でドル円・ユーロ円を買いました。
ドル円は利益が出ているものの、ユーロ円は今のところ赤です。
にもかかわらず、いまの値水準で買うことを検討しています。
バイイングクライマックスに乗っていこうという魂胆。
無謀だろうか……

うーん

ちょこちょこウォッチを続けていますが、心が曇ってしまった。
相場の動きが見えません。いったんリセットしないと。
時間が経てばリセットできるはできるのですが……
単純に勘が鈍ったということ以上に、
ポジションを持たない状態になったために、
緊張が緩んだのかなとも思います。
それ以前に、恐くなって全てのポジションを決済したあの日が悔しい。

自分に負けたのです。未熟だなぁ。


すみません、このブログもしばらくお休みするかも知れません。
また、実はブログではなく、
アナログのノートで相場を見ることも考えています。
その場合、このブログは閉鎖という可能性も。

どうするか、ちょっと考えます。
相場は続けますけれど。

0511相場分析

■総論
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ドル円実に堅くレンジ内。ユーロとポンドは金利発表後に下落。BOE0.25利上げという結果で落ちる展開は予想どおり。一時はもとの水準を回復したので、読みが外れたかと思ったが、むしろイベントのタガが外れてようやくチャートに沿った動きとなったか。ユーロドルは一段と下落。その後、本日は大きな動きなし。

対中圧力は一時的に話題から消えている感あり。サブプライムもディーラーの間では消えたとのこと。ここからはテーマ不在の凪相場か。それとも期待に応えて下げてくれるのか。

なお、あるアナリスト(私はこの人物を人間的にまったく信頼していないが……)が、ポツダムG8でヘッジファンド規制が話題に上ること、5~6月がヘッジファンドの決算期であることを理由に、キャリートレードの大きな巻き返しがあると予測している。まぁ真に受けることはせず、そんなこともあるかもね、程度に読んでおきたい。


■経済
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米株下落でクロス円の売りにつながったとの解説もある。最近株価と為替の連動性は高い。

やや気になるのは、欧州はインフレつぶしのために欧州通貨高を容認している気配。そうなるとあまり深い調整には、逆に不快感を示す恐れも。ただ、ドイツから円安への苦言とおぼしき発言も出た模様。気にし過ぎなくてよいか。

なお、キャリートレードについて「実態は把握出来ていないが、規模は言われているほど大きくない」という冷静な見方が出ている。いいかげんキャリートレードの時代は終わってもおかしくない。


■政治
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日銀政策決定会合、G8、米中対話と、アジアに注目の材料が残った形か。日銀はポツダムG8の前に円安批判をかわすための利上げを実行するのではないかと言う。対中圧力はWTO提訴が6/10に、対中関税の結論が6/13に出る様子。


■チャート
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ドル円チャートは時足で反発しそう。日足では今年5月からの順調な上昇の中か。ただしヘッドアンドショルダーズの影は消えず。週足の印象は反落。デイトレードに熱中できる環境なら挑戦しても良いかも。

ユーロ円は時足よく分からないがもう一段下げても良いか。日足はよく分からないが、一旦天井か。ストンと落ちるか、もう一カ月程も現在の値を保つか、分からない。週足はますますよく分からず。調整を済ませてさらに上昇か、ここで一旦下落するか。

ユーロドルの下落は思ったより深く、より長期のチャートで見たくなった。時足、日足、週足と範囲を広げて行くと、週足ではなお調整不十分という気がしてくる。その意味するところはユーロ安ドル高。

ポンド円はユーロ円に準じ、やや天井感が強い程度か。なお両通貨にはデッドクロス間近との指摘あり。ユーロドルの反発予想は投了で、両通貨の下落に期待、という展開でしょうか。しかし、ドルはどうなるんだろう……

結論。やや落ちたところで買い始めてもいいのだが、ユーロのさらなる調整を期待して様子見か。


■蛇足
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最近、やはり相場ノートは手書きが良いような気がしています。もしかすると、ある日このブログを畳むかも。その場合は、お許しを……


■今後の予定
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5/16-17 日銀政策決定会合(利上げの噂あり)
5/18-19 ポツダムG8財相会合(円安批判?)
5/23-24 第二回米中戦略的経済対話(中国元の動きに注意)

6月 欧ECB利上げ?
7月 日本参院選(政局見定め・日銀は参院選後利上げとも)
年内 米FOMC利下げ?

あらら

ちっとも下がってくれませんね。ドルは回復してしまった。むしろレンジの上限120.50円を上に抜けそうな気配です。下がった時に拾っていれば利益出ていましたねぇ……豪ドル円なんか、100円の大台を越えてしまったし。

そもそも買い方が間違っている。常に外貨が上がる可能性はゼロパーセントではないのだから、リスクを正確に反映した資産配分においては、外貨の所持額は決してゼロにはならないはず。なんでゼロにしてんねん。<先月末にストレスに負けて全ての外貨を円に転換してしまったせい

二つ明らかな間違いを犯しています。ひとつは決してゼロにならないはずのリスクをゼロと見積もっていること。もうひとつは、損を被ることを過剰に恐れて、一切損を被らない売買を目指してしまっていること。ある程度の損を前提に資金を投入した方が利益を最大化できるだろうし、どんなに優れた投資家でも一切損を被らないなどということはあり得ない。
しかし、そういう意味で正しい投資を行うには、度胸が要ります。これが難しい……そういう感情の動きを排除するためにシステムトレードなんてものを使うのでしょうが、私の場合は、半分人生修行として相場を張っているわけで、システムさえしっかりしていれば当人は寝ていようが死んでいようが儲かり続ける、というような代物には頼りたくないし……

まぁ、まぁ、じっくり取り組んでいくとしましょう。

お、そう言っている間にユーロとポンドはいくらか調整しました。

0510相場分析

■総論
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「米指標は決して弱気一色ではない。FOMCは文言修正無しで肩透かしではないかと思う。問題は市場の構え。ハト派を期待する向きが多いと、ドルが上がってしまうかも」と書いた昨朝の懸念が的中し、「露払いが済んだような安心感」は肩透かし。まぁ120円で買うべきではない、という見通しは今のところ当たりのようです。
FOMCは前回と変わらず、ドル円はレンジ内やや戻して終わりと鳴かず飛ばず。動きませんね。こういう時にはつくづく、スワップがほしい……なおポンドがもとのレベルにしっかり回復。ユーロはまだ162円台で低迷。ユーロドルが一段と落ちたでしょう。(チャートを見ていないのですが)

今夜はECB(予想据え置き)とBOE(予想0.25利上げ)の政策金利。といってもFOMCの様子からして、よほどのサプライズがなければ動くと思えず。ただ、一部にBOEが0.25ではなく0.5利上げに踏み切る可能性が指摘され、それでポンド円が239台を回復したとの指摘あり。すると0.25という結果が出たら落ちるだろうか。私は0.25を予想する。サプライズは起こりにくいからサプライズなのだ。

対中圧力は一時的に話題から消えている感あり。サブプライムもディーラーの間では消えたとのこと。ECBとBOEも終われば、テーマ不在の凪相場か。それとも期待に応えて下げてくれるのか。まずは今夜8時を待つ。

なお、あるアナリスト(私はこの人物を人間的にまったく信頼していないが……)が、ポツダムG8でヘッジファンド規制が話題に上ること、5~6月がヘッジファンドの決算期であることを理由に、キャリートレードの大きな巻き返しがあると予測している。まぁ真に受けることはせず、そんなこともあるかもね、程度に読んでおきたい。


■経済
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やや気になるのは、欧州はインフレつぶしのために欧州通貨高を容認している気配。そうなるとあまり深い調整には、逆に不快感を示す恐れも。ただ、ドイツから円安への苦言とおぼしき発言も出た模様。気にし過ぎなくてよいか。

なお、キャリートレードについて「実態は把握出来ていないが、規模は言われているほど大きくない」という冷静な見方が出ている。


■政治
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ECB、BOEに日銀政策決定会合、G8、米中対話と、注目の材料は多い。ECBは声明に注目。日銀はポツダムG8の前に円安批判をかわすための利上げを実行するのではないかと言う。対中圧力はWTO提訴が6/10に、対中関税の結論が6/13に出る様子。


■チャート
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いまチャートを見ていないのですが、一昨日朝、ユーロドルの時足について「あと1日か2日のうちに反落しそう」と書き、その日のうちにちょうど良いレベルに下げた。次に「1.3520くらいまで落ちても良さそう」と書いたが、1.3530までは落ちたようだ。そのまま予想どおりに行くなら、次は1日か2日のうちに反発するが1.3600には届かない。もう一押しも当たったとすると、反発はさらに弱まるかもしれない。そして全体のムードとしては(所詮時足なので小さな動きに止まるだろうが)反落予想、ということになるか。日足週足月足が不明瞭ながら大きな反落があってもおかしくはない、というムード。

ドル円はレジスタンス120.45-50をマークした。一時話題になっていた、去年の春から形成された巨大なヘッドアンドショルダーズは、一応まだ明瞭に崩れたとは言いがたいが、話題からは完全に消え去った形。

ユーロ円は162円後半から163円前半までの狭いレンジを一旦下抜けたが、その下限まで回復。昨日はレンジ決め打ちに手を出さなくて良かったと書きましたが、どうでしょう。今のところまだ利益が出るレベルではないですが……
日足の鋭角的な上昇が崩れ始めている気もするが、断定するほどでもない。まぁ、断定できる状況を待ていたらいつまでもエントリーできないし、ここは更に下げると踏んでいいかなと思っています。私は買いポジションしか取れないので、さらなる下落を待つスタンス。週足、月足の160円割れ調整は依然期待して良いと思う。

ポンド円はユーロ円に準ず。なお両通貨にはデッドクロス間近との指摘あり。ユーロドルの反発予想とどう整合性を取るかも問題ですが、まぁ期待して待ちます。


結論は変わらず。ユーロ狙いでもう少し待つ。ドルユーロのユーロ反発がユーロ円の反発ではなくドル円の下落という形で生じれば楽しいのだが。


■今後の予定
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5/10 20:00 英BOE政策金利(0.25%利上げ織り込み済み)
   20:45 欧ECB政策金利(据え置き・タカ派声明織り込み済み)
5/16-17 日銀政策決定会合(利上げの噂あり)
5/18-19 ポツダムG8財相会合(円安批判?)
5/23-24 第二回米中戦略的経済対話(中国元の動きに注意)

6月 欧ECB利上げ織り込み済み
7月 日本参院選(政局見定め・日銀は参院選後利上げとも)
年内 米FOMC利下げ織り込み済み